2007/07/11

7/11のグッドウィルの株価

グッドウィルの株価は、子会社であるコムスンの影響で大きな下落を演じました。

介護ビジネス最大手であるコムスンで立て続けに発覚した不正や不祥事、そして、その結果下された行政処分。これは親会社であるグッドウィルの株価に影響を与えるには充分でした。

また、グッドウィル代表者である折口氏の個性的な経歴や、その強引とも言える手腕がマスコミで取沙汰され、そのことも風評に近い形でグッドウィルの株価を下げる要因となりました。

コムスンの不祥事が発覚した直後の6月6日より始まった連日のストップ安は、8万円台にあったグッドウィルの株価を5万円台にまで押し下げる結果となりました。

その後は、同業者であるニチイ学館やワタミなどからの支援交渉などが報じられるたびにグッドウィルの株価は持ち直し、

その交渉が難航していたり、不調に終わったという報道がなされると、また売り込まれて下落する、という値動きを繰り返しています。

7月11日現在、グッドウィルの株価はついに4万円台を割り込んで39000円台で推移しています。

新株予約権の発行で102億円の資金を調達したものの、これも見込み額を下回っておりグッドウィルの信用力低下を示しています。

チャート的にも、グッドウィルの株価の下降トレンドは継続しており、企業信用力という面からもまだ下落は継続すると思われ、新規買い参戦はためらわれます。

ですが反面、信用売り参戦が有効かというと、グッドウィルの株価は底値が近いことも考えられますのでリスクが伴います。ここは様子見で。