2007/07/18

7/18のグッドウィルの株価

2007年7月18日、グッドウィルの株価は続落、上場来安値を連日更新しています。

ストップ安となる日もあるなど、グッドウィル株のパニック的な投売りは一向に収まる気配がありません。

理由は言うまでもなく、子会社の介護最大手コムスンが起こした不祥事とそれに対する行政処分です。

不祥事発覚となった6月中旬以降、グッドウィルの株価はコムスンに関連するニュースによって大幅な下落を続けています。

グッドウィルの株価が急落した6月12日の翌日から数日は、売られすぎによる値ごろ感からの買いで陽線が続きましたが、そこから先は一直線の下落です。

市場関係者の間では「コムスンの事業譲渡先について具体的なニュースが出ない限りはグッドウィルを買う材料が見当たらない」という声が大勢です。

コムスンの事業譲渡先が決まらないことにはグッドウィルの株価は下げ止まりそうにありません。

グッドウィルの株価をチャートで分析してみましょう。

不祥事発覚以降、グッドウィルの株価はテクニカルな動きは全く見せず、ひたすらコムスンのニュースにのみ左右されてきました。

はるか上にある先行スパンの間、つまり雲に近づく動きも当然全く見せていません。

どうにかボリンジャーバンドの下限を割り込まずにグッドウィルの株価は推移していますが、これも時間の問題でしょう。

ストキャスティクスやRSIなどのオシレーター系チャートが、グッドウィルの株価について売られすぎシグナルを出しているにも関わらず下げ止まっていないことを考えると、もはやチャートでグッドウィルの株価を予測するのは困難な状態にあると言えそうです。